ニャヌュパ・ガイモ・ガイモ

ンドペソド・ンゴイ・ンゴイ

大須全然純情じゃない商店街


連休中は暗殺の練習をしていました。


ブログばっかり書いていて暇なのかと聞かれたら、僕は別に人よりも余分に暇なわけではなくて、暇な時間に人付き合いもせずブログを書いているだけだし、どちらかと言えば友達も少ないので、確か小学校の頃から

『結婚式誰呼ぼうかな?』
『友達少ないのヤバイな……。新婦側にどんなふうに思われるだろう……』

と心配していたんだけど、全然結婚する予定がなくて安心しています。連休最終日です。

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その少ない友人と大須で昼食を食べました。僕は三連休に夏期休暇をくっつけて四連休にしたんですけど、唯一の予定がそれです。
大須といえば言わずと知れた名古屋最大の商店街で(というか名古屋において商店街という形式で現在生き残っているのは大須くらいしかない)、しかもそのサマは東京の『オシャレ層は下北、クソサブカル層は高円寺、オタク層は秋葉原』のように分業化が為されておらず、オシャレとサブカルチャーとオタク(しかもアイドルオタクとアニメオタクとPCオタクが混在している)が一緒くたになって街に放たれていて、あちらでは黒縁セルフレームのクソ勘違い大学生が、こちらではゴージャスなフォントの英字プリントが施された首もとがなんか革紐で開け閉め出来るタイプの、どこでそんなん買うねんという形のカットソーを着ている中学生が、ピザ食ったりアジア雑貨漁ったりしています。もしかしたらどこかの会場で遊戯王カードでデュエルしてる可能性もあります。あとそこに70過ぎのお爺ちゃんお婆ちゃんもカットインしてくるので大須の街は一言で表現するならカオスとしか言いようがありません。でも楽しい。

僕みたいな人間のやる大須巡りは至極単純で、昼飯を食べ、街を歩き、観音様を眺めてUターンをして一休み、そしてお茶をして帰る程度のものでした。ただ、今回は大学時代の友人がいたので、会話しながら何事も行えたのでそれはとても楽しかったです。
「若狭家」でうにとねぎとろとタコの載せられた海鮮丼を食み、大須の街を東西に貫く万松寺商店街を歩きました。メンバーは男3人だったので、必然的に会話内容が女性関係のものになるのですが(僕は高尚な話が苦手です)、3人が3人とも冴えないタイプだったので、結局のところ、話を発展させてもお互いがお互いに「女の子紹介してよー」みたいになるのが自明だと気が付いた僕は、色々と理屈をこねた挙句、「お前が僕に女の子を紹介することはお前にとって利益のあることなのだ。これはビジネスで言えばウィンウィンの関係というものと等しいし、僕はお前のために言ってやっているのだ。女の子を紹介しろ」と半ば連鎖販売取引ディストリビューターみたいな口調で話していたら、何故か最終的に僕が割と正しいこと言ってるみたいな雰囲気になって、もしかしたら自分は詐欺に向いているじゃないかってちょっとドキドキしました。

あと、最後にゲームセンターに寄りました。もともと僕はゲームセンターがあまり好きではなくて、それは何故かというと、うるさくて会話が出来ないし、お金が湯水のごとく吸い込まれていくわりに長く遊べないからで、それこそ母からロクに小遣いももらえなかった中学生時代は、温泉の脱衣麻雀を1回プレイするのも命懸けの行為でした(家族旅行中のミッションだったという理由も含めて)。
それでも社会人になってある程度金銭面に余裕が出てきたので、改めてゲーセン行ってみるとそれがもう超楽しいのなんの。結局UFOキャッチャーしかやらなかったんだけど、「クレイジーダイヤモンド」や「岸辺露伴」のフィギュアを見つけて、鼻で必死に呼吸しながらアホみたいに小銭を突っ込んでそれでも取れなくて、結局理性のはたらいているうちに諦めたんだけど、ありゃーアカン。射幸心煽られたら弱いです。超楽しかったけど、ハマると抜け出せなくなる質なので、自制だけは忘れないようにしようと思います。


9月も中盤を過ぎました。一年が過ぎるのは早いけれど、季節の変わり目に皆様お風邪などひかれませぬよう。

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追伸。次の三連休も土曜日以外暇なので誰か遊んでください。嗚呼人生がうんこのように無為に過ぎていく。