ニャヌュパ・ガイモ・ガイモ

ンドペソド・ンゴイ・ンゴイ

黒人は何故すぐに上半身裸になりたがるのか


すぐ脱ぐよね!


珍しくひと月の間も日記を書かなかったのは、仕事が忙しかったからです。
12月の頭に、仕事を始めてから初めての成果発表の機会がありました。上司からの叱責を受けては資料を作り直し、叱責を受けては作り直し、結局、総スライド枚数42枚(実際発表に使用したのはその半分)、訂正回数10回という珠玉のプレゼンテーション資料と、屍となった僕が完成しました。努力の甲斐があったのか、プレゼン自体の評価はすこぶる高かった様子で、どこぞの部署の偉い人が「素晴らしい……」とか言ってたとかなんとか。イイネ!

                                                                                  • -

先週「クラブ」に行って来ました。僕は小中高大院を通してすこぶるインドアーな暮らしを送っていて、たまの休みには友人と麻雀をするくらいだったので、そういったクラブとかいうチャラくて怖い場所に行くのは生まれて初めて。そもそもクラブは大体の場合、大学生以下の若い子の文化であるべきで、26歳のおっさんが行くところでもないのだろうけれども、大学時代の同期の鬼頭(童貞)が、

「クラブ(発音:→↑)とかマジ(発音:→↑)楽しいらしいよ?」

などというので一度行ってみるかと思った次第。


僕の中では、クラブっていうのは音楽がやかましく響いていて、ウシジマくんに出てきそうな肌の汚いギャル男が女の子に声をかけまくっていたり、あとケーダブ(レペゼンキングギドラ)みたいな悪そうな輩が屯っていたりだとか、Pussy catなギャルがステージ上で踊りまくっていたりだとか、まあそんな感じのイメージがあったのですが、まあ大体その通りでした。
ここは5階建てのビルの全てがクラブのスペースとなっていて、それぞれフロアでそれぞれ別のDJが回しているという仕組み。下のフロアではレゲエが、上のフロアではゴリゴリ系ヒップホップが、はたまた売れ線洋楽系が鳴っていて、あとはお好みのフロアへどうぞといった感じ。僕と鬼頭(童貞)は、1階から5階まで全て下見したあと、その中でも一際盛り上がっていた2階への移動しました。2階はその日、DJ.MEGURUという方が担当していて、売れ筋の曲を流しており、若い女性や男性達が狭い構内にすし詰めになって喧騒を楽しんでいました。DJ.MEGURUはその界隈ではかなり有名な人らしく、鬼頭(童貞)が言うには、

『メグルクンマジカッケエ!アレで俺らと同い年だぜ!?やっぱ俺もCDJ買おっかナ〜!』

らしいです。この「直接の知り合いでもないDJを君付けして呼ぶ」ところが、ウシジマくんに出てくる三下のギャル男っぽくて、僕はメグルクンのDJプレイを聴きながら、「帰ったら絶対facebookTwitterに投稿してやろう」とか思ってました。
だけど、これだけ自分に不釣合いな場所でも、音楽と酒があれば意外と楽しかったりします。ステージ上では、ほとんど下着姿の女の人やレイザーラモンのような格好をした黒人が踊っていて、異空間を演出していました。白人がベロチュー始めたり、大学生とおぼしき若造が女の子をナンパしたりしていました。僕は外人と肩を組んで踊りました。全部が全部非日常的で、多分こういう場所は、普段通り酒飲んで喋るだけでは中々辿りつけない精神状態になれる場所なんじゃないかなあと思います。少なくとも僕はそんな感じでした。


午前一時半。閉店時間になりビルを抜けると、運悪く女の子を捕まえられなかった男達がナンパをしていました。しつこく話しかける男と、強くはあしらわない女。車道にまで溢れ出した人待ちの人が、わらわらと屯していました。終電の時間を過ぎていた僕と鬼頭(童貞)は人ごみを抜けて、カラオケで一夜を過ごしました。朝起きて、松屋豚めしを食べました。味噌汁がありがたかったです。