ニャヌュパ・ガイモ・ガイモ

ンドペソド・ンゴイ・ンゴイ

○○に行ってきましたクッキーみたいなの、日持ちするし個数あるからすげえ便利だけどああいうのは職場向けだよね

こないだ土日を使って永平寺まで行ってきた。


めっちゃホリデイ。

永平寺は深い山の中にあって、自分達は四人連れで軽自動車に乗り合って山道を縫っていったんだけども、その日は結構雨が降っていて、少し運転するのが怖かった。坂道で満員の軽自動車をブン回したらタコメーターがちぎれるくらい回ってくれるんじゃないかと期待したんだけど、そんなことは全くなかった。

永平寺は宗教的な厳かさをはらみつつも、観光地として大いに栄え、賑わっていて、なかなか面白かった。何より、山あいの集落の中にあれだけの大きな寺があること自体に胸が踊った。東京タワーも、奈良の大仏も、なんだってそうだけど、やっぱり巨大な物っていうのはそれだけで心惹かれるものがある。宗教も歴史も大好きだけれど、人が巨大な物を一目見て思う原始的な感動は否定のしようがないと感じた。
あと、一応というか旅をより楽しむためというか「道元入門」という本を読んで、ひと通り道元の生涯と思想について勉強していたんだけど(永平寺曹洞宗の総本山で、道元曹洞宗の開祖である)、曹洞宗の思想と永平寺という建築物の重大性とが自分の中で結びつかず、そういう部分では不勉強だったと反省する限り。もうちょっと永平寺そのものについて調べて来ればよかったかな、と思った。
お参りしたあと、土産屋で餅を食べたら結構美味しかった。


御朱印。おっさんのような趣味になっていく。


帰り道、永平寺から鯖江の方面へと向かった。鯖江の辺りは漆器の生産が盛んで、越前漆器という名前で有名らしい(よく知らない)。棚田を貫く坂道を下る途中、車窓から見える風景がとてものどかで、綺麗だった。
自分にとっての田舎は、輪中の中で平たく広がっている田んぼだったり、蓮の葉が群れている水田なのだけれども、この地域に住む人たちにとっての田舎はこの棚田とすぐ後ろに控える山々であって、人がぼんやりと抱えて共通認識としているはずの「田舎」という言葉には、実は少しずつ違いがあるんだろうなあと思った。いや、知らんけど。